犬や猫でもガンになる
癌(ガン)とはそもそも悪性腫瘍のことで、細胞が突然無制限に増殖し始めてできる異常な細胞の集団のことをいいます。このガンが正常な細胞を浸食し栄養を無制限に使ったり、正常な組織がガン細胞と置き換わる事により機能不全となり、最悪の場合死に至ります。つまりガンは人間だけの病気ではなく犬や猫、細胞を持つ全ての生物に発症する可能性があります。
近年ペットが人間の生活環境と同等化してきた事と動物医学の発展によりペットの寿命が延びてきたことから、ペットのガンや生活習慣病が増加傾向にあります。
寿命が延びるとなぜガンになりやすいか
ガンとは先述どおり、異常な細胞の集団(悪性腫瘍)が暴走することをいいます。ではなぜこの異常な細胞が生まれてしまうでしょうか。
生物の体は膨大な数の細胞の集まりで構成されています。これらの細胞は古くなったら死んで、新しい細胞を作り出すシステム(新陳代謝)になっています。この時細胞は遺伝子を受け継いで親の細胞と同じ役割を持った細胞として生まれてきます。しかしこの新陳代謝を繰り返すうちに遺伝子が傷つき親とは違った細胞が生まれてしまう事があるのです。この突然変異がガン細胞をつくるのです。
そして新陳代謝の回数が多い=長く生きているほどガン細胞が生まれる可能性が高くなるのです。
犬のガン発生率は人の2倍以上
モーリス動物基金の調べによると、アメリカ国内の犬・猫の事故以外の死亡原因の第一位はガンで犬の場合47%・猫の場合32%という調査結果がでています。
犬猫の早期ガン発見にペットの健康診断を
近年動物医療の発展により『腫瘍マーカー検査』という方法でペットのガン検査が可能となってきました。また動物病院で健康診断をすることでガンやガン以外の病気の早期発見も可能です。ペットも家族の一員なのですから人間と同じく年に1回は健康診断を受ける事をおすすめします。
こちらのサイトでペットのガン検査ができる病院のリストを確認できます。
ガン検診取り扱い病院
ペットのガン予防
- 太りすぎや痩せすぎに気をつける
- 定期的な散歩など十分な運動をさせる
- 栄養バランスが整った食事(既製品は避ける)
- 去勢や避妊手術を行う
- ストレスを抱える状況に置かない
- タバコの煙や排気ガス等の空気の汚れた状況を避ける
などひととおり思いつくことを記述しましたが、ガンは原因がつかめておらず予防法も完全なものがありません。少しでもペットの様子がおかしい場合はまずかかりつけの動物病院で診断してもらうことをおすすめします。
犬猫のガンの症状
体重減少・食欲不振・嘔吐・下痢・咳(せき)・発熱・下血・口臭・長いよだれ・皮膚表面のしこり・乳頭の腫れ・膿み・歩行困難など
上記はガン症状の一例です。少しでもペットの様子がおかしい場合はまずかかりつけの動物病院で診断してもらうことをおすすめします。
